KYANOS-BLUE

作家、桜井亜美オフィシャルブログ。 作品の紹介、これからの活動予定などを綴っていきます

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(単行本です 祥伝社より2月9日発売)



























今朝も山梨で大きい地震があったね。

みんなはだいじょうぶ?

地球は毎日、少しずつ変化してる、人間

とはスケールが全然ちがういきもの。

その地球の皮膚を借りて生きてるんだから、

色んな変化を人間がコントロールするこ

となんてできっこない。

でも人間が作り出した人間の力やスケール

を超えるものは、必ず人間にもどってくる。

公害も原発も。

去年の3.11からほんとに色んなことがあって、

毎日、緊張しながら生きてた。

明日もあさってもしあさっても同じ、と思えた

退屈な日々が懐かしいけど、ほんとはいつだって「

今、この瞬間に生きろ」って誰かに言われてたん

だと思う。



たいせつなひとと、ちゃんとごまかさずに心の内

側までわかりあってるの?

たいせつな友達と連絡をたったままになってない?

言いたかった「ありがとう」や「ごめんね」

「大切だよ」を、心の引き出しにしまい忘れてない?

自分のやりたいこと、「やりたい!」って叫んでる?

心に持ってる目標に、ちゃんと一歩踏み出してる?

プライドが壊れたり、傷つくのが怖くて、ほんと

の気持ちに言い訳しながら生きてない?



みっともなくてもカッコ悪くても、這い

ながらでも、自分の本当につかまえたいもの

を掴んで生きること。

心の底にある正しさの感覚を、カタチにしよ

うともがきながら生きることは大変かもしれ

ない。

でもそのカタチが自分自身だから。

何が本当に正しいかわからないこの世の中で、

自分の正しさを求めてカッコ悪くもがくことって、

すごくカッコいいことだと思う。


この小説の将太も「今に生きて」なかった。

プライドを守るための言い訳がうまかった。

役者としてなかなか芽が出ない彼は、故郷、

福島の幼馴染みユズに片思いをしてる。



原発事故が影を落とす2011の春、東京の路上

ではデモや署名活動がさかんになっていたけど、

将太はなぜかその気になれない。

自分の「正しさ」に自信が持てなかったから。

でも、連日の放射能の拡散のニュースに不安

になって、中学生の妹やユズを東京に連れ帰

るという、自分にとっての「正しさ」にしたがって

一歩あるきはじめる。

ところが故郷の家族は誰も将太に共感してくれない。

そのうえ思いもかけなかったユズの不倫の恋が発覚し、

嫉妬のあまり将太はとんでもない方向へ暴走しはじ

める・・・・。




誰かのために何をしてあげたいと思うキモチ。

それが純粋かどうかなんて自分にもわからない。

人間はただ生きているだけで、エゴに突き動か

されてる。

生きたい。食べたい。認められたい。愛されたい。

たぶん、100%の純粋さなんて砂の中の純金み

たいなもの。

でもそんな奇跡のような気持ちになることも、

時にはあるよね。

それは狭い自分のカラをこえて、新しい自分になる瞬間。




そんな瞬間があるから、人間はまだ続いてる。






映画「FUKUSHIMA DAY」の世界を、将太やユズの心

の中で深く深くほり下げました。

映画と小説、ふたつを見てくれると、きっとふたつの感

動が何万倍にもふくらんで、せつなさに胸がいっぱいに

なるはず。






映画「FUKUSHIMA DAY」のプロデューサーは、

「after friends 3.11」(3月に渋谷オーデ

ィトリアムで公開)で自由報道協会賞も受賞した

岩井俊二監督です。


この本のあとがきでは岩井プロデューサーとの原

発事故のあとに考えたことの対談や、

私がこの作品を作ろうと思ったありのままの気持ち、

3.11からかわったあなたの大切な人への気持ちが全

部つまってます。



そして・・・「FUKUSHIMA DAY」の披露試写で素晴

らしいトークをしてくださった伊勢谷友介さんに、す

てきな言葉をいただきました☆☆☆


伊勢谷さんといえば・・監督としての作品

「セイジ 陸の魚」がもうすぐ公開(2/28

からテアトル新宿で公開!

監督の皮膚呼吸を感じるような、心にドー

ンとくる感動の衝撃作でした☆

心を深く揺さぶられたい人はぜひ!


そんな伊勢谷さんの言葉、見逃さないように・・




本を手にとったら、まず最初に帯を読んでね[

















「FUKUSHIMA DAY」が何かのきっかけになればいいな

と思ってます。

今、色々構想ちゅう。



今回は長っ

次号は「キンショク」について。

































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