KYANOS-BLUE

作家、桜井亜美オフィシャルブログ。 作品の紹介、これからの活動予定などを綴っていきます

野辺山 シーケンス
みんな、コメントありがとう。
全員、正解。野辺山シーンの監督は、上野樹里ちゃんです。
彼女は前の夜、絵コンテを寝ずに考えて、当日はロケハン、カット割り、演出、演技指導、カメラアングルまでぜんぶ決定し、彼女の感性と情熱でスタッフや俳優を導いてくれました。この現場で使ったキャノンのXL-H1のファインダーをのぞいて回したのも、樹里監督自身。その作品に対する本質的な理解と熱意には、スタッフもキャストも、そしてもちろんあたしも、ものすごく感動しました!!
そしてキョウ役、新人俳優の中谷くんへのアドバイスは、きっと彼自身の一生の宝物になるような情熱のこもった言葉たち。役者でなければ、役者のぶつかる壁や、現場での気持ちはわからない。あたしも聞いていて、納得したり、はじめてわかったことがたくさんあった。中谷くんはきっとこの奇跡のように素晴らしい現場のこと、ずっとずっと忘れないでしょう!
そしてその晩、ファイナルカットに取り込んだ映像を、またまた寝ないで編集したのも樹里ちゃん。だって監督だから、映像を全部見て編集しなくちゃ、と自ら言ってくれた・・・・とはいってもさすがに2晩続けて徹夜で編集はきつすぎる、と思ったけど、樹里ちゃんは寝不足なんてものともせずに明け方、樹里ちゃん自身が゜編集して出来上がった映像をふたりで何度も何度も見た。その後、また追加シーンを加えて音楽ものせてみて、色々話しあった。
リズムとスピード感、計算じゃない完全に生の部分を切り取った葛藤や不安の映像的な表現。それはみんな、樹里ちゃんの演技と共通する、天性の俳優の持つ感性だなーと心から思った。
ひとつの映画に、2人の監督、というのはあまりないよね。でも、結果的には予想通り大成功でした。
洋画ではマット・ディモンとかジョニデとか、俳優さんが映画製作の過程に加わったり、自分で監督やプロデュースする作品がたくさんある。いい作品を作りたいっていう気持ちをつきつめていけば、演技でそれを完璧に表現することと、裏方で作品を生み出すことは、どこかできっとひとつの輪に繋がっていくんだなー。
この映画では真実を知ったキョウの内面の激しい揺れを描かなくてはならない野辺山シーンに、樹里監督の感性が生き生きと燃えていて、映画の時間の流れを変える、最大のターニングポイントになってくれた。キョウはこの日の衝撃を境に大きく変化して、大人へと成長していかなければならないんだから・・・。
ありがとう。樹里ちゃんの情熱が、あたしの中に今までよりもっともっと大きな情熱をかきたててくれた。作るものに無償の愛とエネルギーを注ぐこと、そして下を見ずに遠くへ高く、ジャンプすること。いつだって、それがいちばん大切だと、今までよりずっと強く感じさせてくれました。
これから映画が完成するまで、製作過程の色んな感動したこと、学んだこと、そして樹里ちゃんの感動的な監督ぶりや、中谷くんやリーザやさやかちゃんの現場での顔を・・・少しずつだけど書いていきたいと思います。

上の写真は、野辺天文台を火星風の色にしてみたもの。映画にはこのシーン出てこない。たぶん。
鳥の声が聞こえる・・・と思ったらまたレスを書く前に夜明けが・・・。
もう少し早い時間に書き始めるべきだった・・・・(涙
ごめんなさい。もう少しだけまってて